2021/01/20 17:28
中世・ルネサンス時代の古楽器やオリジナル空想楽器を演奏して
子ども達のために心温まる「音と遊びの世界」を創造し、活動するグループで
雅隆さんはロバの音楽座の座長を務める、この道40年以上になる、プロの音楽家。
そして、美和子さんは元グラフィックデザイナーで雅隆さんと結婚し、出産を機に仕事を辞めてからは
ずっとご主人の活動を支え、見守り続けている。
美和子「わたしの名前の由来については、両親から特に聞く機会がないまま、時間が過ぎてしまって。」
雅隆「僕の名前は両親ではなく、親戚がつけたと聞いていて、意味についても名前の由来を聞いたことがなかった。」
「 ”雅隆”って名前は、本名は "まさたか”と読むんです。
でも、22歳の時に、友人が読みを変えて、ぼくのことを ”がりゅう” と呼び始めてからは、
ずっと「雅隆(がりゅう)」と名乗っていて。
その方が覚えてもらいやすいし、なんていったってぼくがやっている音楽は "我流”、
自分の道をいくようなイメージがあって、これは自分にはぴったりだなと。」
この数十年の間に、名付けの仕方もおそらく大きく変化があったのだと思う。
しかしながら、どの時代であっても名前がもつ秘めた力はきっと存在しているように思う。
お二人とも、名前の由来が特にわからなかったということで、
わたしなりに感じた、お二人のイメージで描かせていただき、作品をお渡しした。
ロバの音楽座 座長。https://arujya.wixsite.com/mysite/roba
1973年 中世・ルネサンス音楽を演奏する「カテリーナ古楽合奏団」結成。82年 子どもたちに音楽の夢を運ぶべく「ロバの音楽座」結成。ロバの音楽座は古楽器や空想楽器などにより、ファンタジックな音と遊びの世界を繰り広げている。88年 「愉快なコンサート」が厚生省中央児童福祉審議会の特別推薦文化財作品に選ばれる。98年 「ジグの空想音楽会」が東京都優秀児童演劇選定優秀賞受賞。2004年よりNHK教育ショートアニメ「パンツぱんくろう」「からだであそぼ」などの音楽を担当。 06年 ジブリ作品「ゲド戦記」の音楽に参加。09年 第3回キッズデザイン賞・創造教育デザイン部門において金賞〈経済産業大臣賞〉を受賞。11年「らくがきブビビのコンサート」16年 「森のオト」が厚生労働省社会保障審議会特別推薦文化財作品に選ばれる。15年よりNHK Eテレ「いないいないばぁっ」のうーたん人形劇の音楽を担当。